トマト生産者の集まりで、先進の栽培設備を導入したトマト農家さんのハウスを見学してきました。
いやー、すごかった。
何がすごいって、もう先進的。
これまでに見てきたハウスとは全然違う、システマチックで工場っぽい。
うーん、写真がないので言葉だけだと非常に伝えづらい。。
なお、見学中の撮影はオーケーだったけど、勝手に世界に発信するわけにも行かないので写真は載せていません。
この記事の写真はイメージ画像です。
栽培方法は、少量培地ポット栽培。
ポットに土を入れてトマトを栽培するわけです。畝が無いんです。
ポットが棚に並んでいて、その上に液肥を点滴で落とすためのパイプが伸びています。
床はすべて白い防草シート。なのでハウス内が非常に明るいし、地面に土はまったくありません。
そしてハウスの奥にはパットアンドファン冷房の装置があります。
これは、気化熱を利用してハウス内の温度を下げるためのもの。
通常、ハウスって冬の間、いかに温度を上げるかに尽力しています。
しかし、トマトにとっては日本の夏は暑すぎます。よっていかにハウス内の温度を下げるかが重要になるわけです。
このシステムのおかげで夏も30℃くらいが上限だそうです。
外にいるよりもハウスに入る方が涼しいという、すごい環境。
暖房・天窓の開閉・Co2施用などは機械制御で、ほぼ全自動だそうです。
別の研修会で聞きましたが、ハウス栽培とは、設備投資をして収量を上げて利益に繋げるのがやり方とのこと。
なので、ハウスは建てるけど中の環境制御などにお金を掛けないような中途半端な設備投資はやってはいけないと。
…うーん、まさに自分の農業は中途半端。。
今日のハウス見学で、設備投資をしっかりやった農業というのを目の当たりにしました。
投資額もすごいけど、それに伴って収益も上がるので、やっぱり適切な設備投資はするべきなんでしょうね。