水田の水、ぜんぶ抜く

田植え後、稲はいわゆる水田で生育していました。
中干し(なかぼし)ということで、この水を抜きます。

中干しは、田んぼの水を抜いて土を乾かすことです。

これにより、
・根が強くなる
・土の中の有毒ガス(硫化水素、メタンガスなど)を抜く
・チッソの吸収を抑えて、過剰な分けつを防ぐ
・土を固くして、収穫時の作業性を高める
という効果があるようです。

中干しの時期は、7月中旬から2週間ほど(兵庫県・ヒノヒカリの場合)。
でも今年は梅雨が長引いているので、もう少し後のほうがいいのかなー。

なんて思っていましたが、実は田んぼの水がほとんど抜けていました。。知らん間に。

排水溝(田んぼの水の出口)に土嚢を積んでフタをしていたのですが、この土嚢にすき間があったようで、大雨のあと結構な量が漏れ出ていたようです。。

と言うわけで、意図せずに中干しスタートです。
土嚢は撤去して、残りの水も排出します。

この中干しで、表面にヒビが入るくらいまで乾くのが良いそうです。
この天候でちゃんと乾いてくれるかどうか。


さて、水が抜けて、目立ってきたのが雑草。
畦畔(けいはん。水田の外周の土)から水田に向かって伸びるやっかいな奴。

これはイボクサ?キシュウスズメノヒエ?
よく判らんけど、地面を這うように伸びて、節々から根を出すやつです。
この手のが2~3種類伸びています。

刈払機ではすごく刈りにくいので、こういうのは手で引っこ抜きました。
外周をグルリと回って対処。なかなか大変でした。