年末になってついにハウス建設が着工されました!
1月末には完成するのでは、とのお話。(よく遅れるらしいけど。)
さて、いよいよ春からは農業も本格始動です。
このハウスで、春夏はトマトを、秋冬はキュウリをメインに栽培しようと考えています。
2019年春からのトマトが初陣です。
3月中旬~下旬に定植なので「ハウス半促成栽培」というやつです。
さて、トマトを栽培する場合、定植(植え付け)するまでの苗をどうやって育てるか。
まだ自分流のやり方が決まっていないので、調べてみました。
トマトの場合、播種(種まき)から定植までの間に、
・播種
・接ぎ木(やらない場合あり)
・セルトレイ育苗
・ポット育苗
・定植
という作業があります。
■すべて自分でこなす
この工程をすべて自分でこなすと一番安上がりです。
経験も積めますし、技術も上がるでしょう。
しかし、3月下旬に定植をするとなると、厳冬期の1~3月に播種から育苗をすることになります。
発芽には28~30℃。育苗にも15~20℃くらいの環境が欲しいところ。
つまり、温床シートなどの保温設備が絶対に必要になります。
育苗ハウスや、温床+電熱線、温床シートなどがある場合はこのやり方もアリでしょう。
■芽だしを外部委託(JAなど)する
種を購入して、芽だし(発芽+αまで)を外部委託する方法です。
この方法でも芽だし後の育苗は自分で行う必要があります。
芽だしは、種を撒く手間と、日々の水やりなどをお任せできるため、自身の労力が減ります。
また、発芽ってのは結構技術が要るので、ここをプロに任せるのは安心でしょう。
ただし、芽だし完了後の育苗は自分で行う必要があります。
つまり、保温設備は必ず必要になります。
料金はセルトレイ1枚当たり1000円ちょっとだと思います。
■ポット苗を購入する
JAや種苗屋から定植ができる状態の苗を買うやり方です。
一番楽です。播種も育苗も必要ありません。もちろん保温設備も不要です。
苗に育てるまで種苗屋のプロが育ててくれる訳ですから、良質な苗を入手できるでしょう。
あと、育苗が不要なため、1~2月は別の作業に時間を割り振ることができます。
難点はお値段。苗代が結構掛かります。
まぁ、そこまでをすべてプロに任せる訳ですから当然と言えば当然ですね。
■で、どうやるの?
ワタクシの場合、保温設備は持っていないし、保温設備を作る余裕(時間的・技術的・金銭的)もない。
と言う訳で、選択肢は自ずと「ポット苗を購入する」になりました。
出費は痛いですが、最初はいい苗で育てて、ちゃんとトマトを収穫することが目標です。
と、このようにダラダラと書きましたが、
- 保温設備を持っている/持っていない
- 接ぎ木を自分でできる/できない
- 育苗からやる/やらない
- 苗を買うお金がある/ない
- 植える苗数は多い/少ない
- 定植時期が早い/遅い
など、状況や考え方は人それぞれでしょう。
なので、皆さんそれぞれやり方が異なることになると思います。
■おまけ(メモ 1)
「接ぎ木」は自分でやるには技術がいるし、台木・穂木の両方を育てる必要があります。
接ぎ木した苗を購入するとなると、値段も高価になります。
でも、接ぎ木した苗は病気に強いので、選択肢としては大いにアリだと思います。
■おまけ(メモ 2)
「ポット育苗」は要らないというやり方もあるようです。
大きめ(50~75穴)のセルトレイで、苗を育てて、それを定植するやり方です。
ひと手間省けますね。ポット用の育苗土も不要です。
■おまけ(メモ 3)
今回はトマトの「ハウス半促成栽培」という作型で考えてみました。
一方、春(3~5月)に播種する露地栽培や、秋穫りする場合は6~7月が播種なので、そもそも保温設備は不要です。