ハウスに浸水、トマトが肥大化

夜通し降った雨で、またハウス内に浸水です。

今年の梅雨は、シトシト雨ではなく、集中豪雨ですな。

最寄りの観測点・三木では夜の間に42.5ミリの雨を記録しています。

42.5ミリって、うちのハウス(約10a、1000㎡)に42500リットルが降った計算です。
約210本のドラム缶をぶちまけた量です。

雨水のほとんどは排水路を通って、用水路に流れていきます。

しかし何割かは地面に染み込んだり、妻面から流れ込んだりします。


いま、ハウスでは大玉トマトを栽培しています。
トマトの樹が一度にたくさんの水を吸うと、トマトの実が割れます(裂果という)。

これはトマトの実が水分を得て大きくなろうとしますが、トマトの皮が生長について行けず張り裂ける現象です。

こうなると商品価値が激減します。
数日前と今日の雨で裂果が多数発生しました。。

大雨が降るたびに浸水して、定植が遅れたり、トマトが裂果したり、していては商売になりません。
対策としては、ハウス周辺の溝をしっかりと掘り直すことですね。
暗渠を埋められるのが理想ですが、今更難しいでしょうし。


さて、そんな浸水被害の中で気付いたことがあります。

「大きいサイズのトマトが増えた」

やはり水を吸ったために大きくなったんだと思います。
逆に言うと、これまでの自分のやり方では水が少なすぎたんでしょうね。

尻腐れ果は多いし、100グラムに満たないトマトも多いし。

そんな状況も、もっとしっかり水をやれば改善されるのでは?と感じた今日この頃です。