先日の大雨でハウスが浸水。
トマトが盛大に水を吸いました。
その結果、トマトの実が割れてしまう「裂果」が多数発生しました。
さらに別の症状として「同心円状裂果」も発生していました。
これはトマトのヘタの部分を中心に、円を描くようにキズが入る生理現象です。
見た目が悪くなるため、商品価値は大幅に低下します。
この同心円状裂果は、昼夜の温度差が大きい場合に発生するそうです。
なので対策としては、「日中は換気を行い、夜間は保温する」が良いようです。
上記は『新版 夏秋トマト 栽培マニュアル』に書かれている見解です(114ページ)。
タキイ種苗の『病害虫・生理障害』のページには、全般的な裂果について
「乾燥が続いた後の潅水により、急激に果実が肥大することによって起こる。」
と記載されています。
いずれにしろ、せっかく大きくなったトマトに傷が付いて商品価値が下がるのは、何とももったいないことです。