先日、ベテラン農家さんから頂いたヤンマー製ディーゼルエンジンNSA40。
このエンジンを始動させてみました。
このディーゼルエンジンNSA40は、ヤンマー100年史によると1969年~1983年の間に作られたNS型と思われます。
機齢でいうと40年くらいでしょうかね。
この時代のエンジンって、始動にひと手間が掛かります。
原付のようにセルスターターを押せばエンジンが掛かる、ことはなく。
刈払機のようにスターターロープを引っ張ればエンジンが掛かる、こともなく。
手順としては、
・(準備)冷却水を入れる
・スロットルを開ける
・左手で、デコンプレバーを引いたままにする
・右手で、クランクハンドルを思いっきり回す
・左手の、デコンプレバーを戻す
という流れです。
デコンプとは『デコンプレッション機構』のことで、エンジンシリンダー内の圧力を抜く仕組みです。
エンジンシリンダー内の圧力を抜くことで、クランクハンドルが人力で回せるようになります。
クランクハンドルをグルグル回すことで、エンジン内部のシリンダーが回ります。
いい勢いで回った時点で、デコンプレバーを戻して、エンジン内の圧力が抜けないようにするとエンジンが掛かります。
あとは燃料が発火してシリンダーが上下して、また燃料が発火して、というサイクルを勝手にやってくれます。
と、解りづらい文章の説明はやめて、(他人様のですが)すごく解りやすい動画があったので、こちらを見てみましょう。
動画は解りやすいですね。
備忘がてら、自分でも動画で撮っておこうかな。
ちなみに、ディーゼルエンジンNSA40のデコンプレバーはこれ。
中央下の黒いつまみの付いたレバーです。
スロットルがこれ。
ピンク色のつまみがネジになっていて、始動の位置に動かしてネジを締めます。
(エンジンを停止させる際は、ネジをゆるめて右側へ動かします)
ハンドルが付いてないけど、ハンドルシャフトがこれ。
ここにハンドルを差し込んで回します。
無事、エンジンの回転は確認できたけど、、、
問題はとても一人では動かせないエンジンの重量だったりします。。。50kgくらいあるんとちゃうかな。