いい作物を作るには“土”です。
なんて事を言うと賛否両論になると思いますが、自分は土だと思います。
ちなみに以前、聞いた講演では「二酸化炭素の量が生育の8割を決める」と言っていました。
これはこれで正解だと思いますが、今回の話は土で行きます。
今回、もみ殻堆肥を作ってみます。
ざざっとかじった内容を記載しているので、ツッコミどころもあると思います。
あらかじめご了承ください。
もみ殻堆肥というのは、もみ殻を発酵させて土壌改良資材にしたものです。
単に発酵させるだけでよければ、必要な資材は
・もみ殻
・米ぬか
・発酵鶏糞
の3点。
もみ殻が発酵させる対象物で、米ぬかが発酵細菌のエサ、発酵鶏糞が発酵細菌です。
今回は、もみ殻150リットル、米ぬか20kg、発酵鶏糞15kgを混ぜてみました。
お試しなので量は、まったくの少量です(土壌改良には全然足りません。)
作った場所も、ハウス内の畝の隅です。
これに水を掛けて、ビニールを被せて、本日は終了。
1~2週間ごとにショベルで切り返し(全体を上下ひっくり返す感じに混ぜる)をすると数ヶ月で堆肥が完成します。
このようなやり方でやってみました。
が、本当によい堆肥を作るには、バチルス菌(納豆ですね)、酵母菌(ドライイーストです)、光合成細菌(これは何だろう)も混ぜ込むそうです。
これにより、堆肥の中にアミノ酸がぶわーーーっと広がって、この堆肥を使うと作物にすごくいい影響が出るそうです。
先輩農家さんがこれをやっていて、その方が言うには、
・トマトの病気(青枯れ病、萎凋病)は出ない
・太陽熱養生処理は要らない
・連作障害も出ない
・トマトの糖度がすごく上がった(メーカー公称10前後の品種が15~16になった)
とのこと。
たぶんちゃんと理屈を解った上でやらないと、発酵しなかったり、未熟だったり、発酵じゃなくて腐敗したり、作物に悪影響が出る恐れがあると思います。
それを理解したら、もっと大量に作ってみたいと思っています。
実際には、発酵臭がするので場所を選ぶし、大量に作ると切り返しに重機が必要になるので、それを解決する必要もあります。