トマトの誘引、どちらが大変?

いま栽培している大玉トマトは、2種類の誘引方法を試しています。

・吊し誘引:ヒモをぶら下げて、茎をクリップで挟む方法
・横線誘引:横にヒモを張って、茎をテープで留める方法
の2種類です。

吊し誘引は、とにかく支柱を立てるのが重労働なんです。
下穴を2つ開けて(←これが大変)、コの字パイプを立てて、その上に誘引ヒモを通した直管を置いて固定します。

誘引ヒモを垂らした畝

この作業を一日中やっても、ハウス1棟分は終わりません。
ホント、ウンザリです。

ということで、今回試しているのが横線誘引。

畝に沿ってコの字パイプを立てて、補強のために直管で固定します。
この方法だと、ハウス1棟分は一日やれば完了です。

支柱立て完了 (ハウス2棟目)

ということで、横線誘引が楽チン!と思っていたのですが、、、

横線誘引は、PPヒモで横線を張る必要があります。

トマトの高さに合わせながら、1畝で4~5本は要るでしょう。
これを張るのに結構時間が掛かります。

さらには誘引には誘引結束機「とめたつライト」を使っていますが、専用テープが要るので誘引のたびにコストが発生します。
PPヒモの高さで結束していくので、結束する量もかなり膨れあがります。

一方、吊し誘引はクリップが必要ですが、一度買ってしまえば数年は使えるでしょう。
また、クリップは1株で3個くらいで大丈夫です。付けるのも簡単です。

トマトの誘引

と考えると、
吊し誘引は、支柱を立てるのが重労働だが、誘引作業の労力は低め
横線誘引は、支柱を立てるのは簡単だが、誘引作業の労力が高め
という感じです。

いずれも一長一短な感じです。
なかなか「ベストな方法」ってのは無いですね。