トマトの下葉かき(摘葉)作業

トマトは収穫が始まる頃に、摘葉作業も始まります。

摘葉(てきよう)とは「葉を摘む」ことです。

通常、植物は葉で光合成するため、非常に重要な部分です。
しかし、トマト栽培ではこれを摘んでしまいます。

摘葉する理由は、
・日光が実に当たるようになり、均一な赤色になりやすくなる
・風通しが良くなり、病害虫の発生を抑えられる
・農薬散布の際、薬剤が掛かりやすくなる
があります。

どの葉を摘むかというと、「実(果房)より下の葉」です。

第一段の実が色づき始めた頃に、その実(果房)より下にある葉を摘みます。
(実より下の葉は、実の栄養にあまり貢献しない、という理屈だそうです)

第一段目の実の下には、10枚ほどの葉がありますが、一度には取らずに2~3枚/日くらい落としていきます。
一度に葉を取ると樹勢が落ちるらしいので、やめておきましょう。


このように決して難しい作業ではありません。

しかし、時間が掛かるのですよ~。
2~3枚の葉を落としては、隣に移動して、また2~3枚の葉を落として、、、

これを今年は1200本分繰り返します。

トマト栽培はこの摘葉のほかにも、わき芽取り、誘引クリップの位置調整、収穫、ブロア受粉、といった作業があります。

すべてをやるのは無理だなぁ。
収穫は最優先として、次はわき芽取りを優先かな。