トマト栽培:手が回らない場合の作業優先度

トマトも収穫が始まると、栽培管理まで手が回らなくなってきます。
どの作業を優先すべきでしょうか。

これは指導してくれる先生から教えてもらった優先順位です。
うちの栽培状況に特化した話かも知れないけど、備忘録としても書いておきます。

優先順位を付ける際の判断基準は『より多くの収量を得る』です。

ということで、作業の優先度は、
① 収穫
② 誘引
③ 摘花
④ 下葉かき
⑤ わき芽取り
⑥ トップリーフカット
とのこと。

もちろん、これらの作業に並行して、灌水は必要です。

①収穫 ですが、「実を付ける」ということはトマトの樹にとってかなりの重労働。
なのでいつまでも実がぶら下がっているのは、トマトの樹にかなり負担が掛かります。
よってさっさと収穫すると、結果的にトマトの樹の負担が減ります。
収入にも繋がりますしね。

②誘引 は、誘引が追いつかずトマトの樹が倒れると、茎が折れたり、実が汚れたり。
わき芽取りや下葉かきの作業も効率が悪くなるので、しっかりと誘引しておきましょう。

③摘花 は、花が多く咲くと、その後、実も多くなります。
しかし、小ぶりのトマトが多くなるし、トマトの樹への負担も増えます。
よって4花を目指して、花を落とします。

④下葉かき は、赤く色づき始めたトマトの実、より下の葉を摘みます。
実より下の葉は、それほど生育に貢献しないし、葉を落とすことで実への日光の当たりを良くします。

⑤わき芽取り は、樹勢に影響するので早めに取ってしまうことをオススメします。
わき芽の先に花が咲き、実が着くと、養分が分散して、小ぶりのトマトが増えます。

⑥トップリーフカット は、花房のすぐ上の葉を摘むことです。
これで実によく栄養が行くようになります。
が、それほど効果も大きくは無さそうなので、優先順位は低めです。

という優先順位で作業をすると、より生育に悪影響がでない方法とのこと。

とはいえ、収穫(と袋詰め)でかなりの時間を掛けているので、この優先順にやるのも難しかったりします。。