先日の大雨でハウス内に浸水して、いまトマトが割れまくっています。
割れることを裂果(れっか)といいます。
トマトの樹が急激に水分を吸収した場合に、実が大きくなろうとするスピードに皮がついて行けずに割れます。
裂果トマトは見栄えが非常に悪いため商品価値は下がります。
いま、トマトが割れまくっていて収量が大幅に下がっています。
そんな中、ほとんど影響のない畝があるんです。
・トマトが割れまくっている畝
・トマトは割れずに育つ畝
この違いは何か?
あくまで予想というか仮説ですが、、、
・割れまくっている畝は、銀マルチが畝の左右から掛けてある
・割れずに育つ畝は、銀マルチが張ってある(下の写真)
左右から掛けたマルチって、すき間だらけなんですよ。
一方、割れずに育つ畝のマルチは畝の全面を覆うように敷いてあります(裾は埋めていない)。
何が影響しているかというと、土中水分の蒸散です。
ちゃんとマルチが敷いてあると土中の水分はなかなか蒸発しません。土中水分は高めになります。
一方、マルチを苗の左右から敷いた場合、密閉度が少ないため蒸発します。
さて。トマトが裂果するのは、土中水分が急激に上がった場合です。
ちゃんとマルチを敷いてあると、普段から土中水分が高めになります。
そこに浸水したところで、土中水分が急激に上がることはない、という仮説です。
合っているかなぁ。