激安な糖度計を使ってみた

先日買った激安の糖度計。ようやく使ってみました。

使い方は、ざっと書くと、
・プリズムに蒸留水を垂らし、カバーを閉じて30秒ほど待つ
・読み取り値がゼロを指すように校正ネジを回す
・プリズムを拭く
・プリズムに糖度を測りたい液体を垂らし、カバーを閉じて30秒ほど待つ
・値を読む
です。

前回の記事にマニュアルの日本語訳を載せているので、詳しくはそちらをどうぞ。
激安な糖度計を買ってみた https://agriboy.sakuraweb.com/blog/archives/3123

蒸留水は以前、ドラッグストアとか薬局で探しまくったけど全然売っていませんでした。
なので、ホームセンターで買った自動車用のバッテリー補充液を使います。

校正ネジを回して、読み取り値をゼロに合わせます。
糖度計を覗いて見える目盛りはこんな↓感じです。

校正は室温20℃でやると正確だそうです。ちなみに測定時の室温は25℃くらいでした。なので、測定値も参考値ですな。
この製品、「温度自動補正」ってネットショッピングのページには書いてあるんですが、いったいどのことなんでしょうね。


さて、測定対象は、
・ハウス栽培のトマト
・露地栽培のトマト
の2つです。袋詰めで余ったものを測ってみます。

まずは露地栽培のトマトを測定。
トマトを切って、軽く絞って、汁をプリズムに垂らします。
カバーを閉じて、待つこと30秒。

測定の結果、糖度は5.1。
いたって普通のトマトです。加熱調理にはこれくらいで十分ですね。

さて、本丸のハウス栽培のトマト。

糖度は、なんと7.9!!
糖度が8あれば高糖度トマトと呼ぶので、あと一息!!

食べ比べてみたら、確かにハウス栽培トマトのほうが甘くて味がしっかりしています。

でも、高糖度トマトに近いか?というと全然そんなことはなく。。
どこまで正確な値なのかはよく判らんですね。

少なくとも、甘いトマトのほうが高い糖度を示しました。
なので、激安な糖度計ですが、測定器としては何かしらちゃんと測定しているようです。

値の正確さは別の糖度計と比較したり、校正用のショ糖液などを使うしかなさそうです。


この激安な糖度計。
これで測った値で「糖度○○の高糖度トマト!!」と書いて販売するのはリスクがありますが、いろいろ栽培を試してみてそれぞれの糖度を比べてみるような使い方には十分な製品だと思います。

でも、やっぱりデジタルで測れる奴が欲しいな。