神戸電鉄粟生線が舞台の映画「神さま、わたしの鉄道をまもって。~三木の紅龍伝説~」

神戸電鉄の粟生(あお)線とは、小野市の粟生駅から神戸市北区の鈴蘭台駅までを結ぶ全長29.2kmの路線です。

この粟生線が現在、廃線の危機に見舞われています。
ひと言で言うと「乗る人が少ない」のですよ。

粟生線の輸送人員は、1992年の1420万人をピークに、2015年は646万人まで減少しているとのこと。半減以下です。
さらには新型コロナウィルスの影響で、今年4~6月の利用客数は前年同期比44.8%減の約116万人。

粟生線は地域住民の足として必要としている人も多いはず。ですが、乗客数は右肩下がり。

理由は、運賃が高いとか、ほぼ各駅停車なので遅いとか、神姫バスを使って三宮まででる方が速いし安いとか、駅が市街地から離れているとか、駅へのアクセスが悪い(ロータリーがない)とか、いろいろあります。
むしろ、他の交通機関と比べて、メリットを探す方が難しいのが粟生線です。


と、こんな粟生線の活性化、沿線の魅力をアピールしようと作られたのがこの映画。
「神さま、わたしの鉄道をまもって。~三木の紅龍伝説~」

三木市を舞台にしたご当地映画です。
といっても、通常の映画館では上映はされず、確か三木の市民会館で数回上映しただけのはずです。

その映画が神戸で上映されることになりました。

日にち:2020年12月19日(土)
場所:神戸ラピスホール(神戸市中央区楠町7)
時間:14時00分、17時10分 (2回上映、それぞれ1時間前に開場)
料金:大人1000円、18才以下500円

三木市出身の方が多く登場されているそうで、舞台も粟生線を周辺にした「知っている場所」が出てくるのがご当地映画の魅力ですね。


とはいえ、稲美町に住んでいる人って、ほぼ粟生線は利用しないと思っています。
廃線になったところで、生活には1ミリの影響も無い方がほとんどでしょう。
こういう廃線問題があるということを知ってもらえればと思います。