葉物野菜メインの経営を想像してみる

いま、ほうれん草を出荷しています。
値段はそんなに高くないけど、需要はあるようです。

今年のほうれん草は、1袋100円で出品される方が多い。
例年120~130円くらいかなーと思っていたので、今年は安いんでしょうね。

いま白菜も作っていますが、ほうれん草と白菜を比べると、ほうれん草の方が断然いいです。
(前提として、ほうれん草はハウス栽培、白菜は露地栽培です)

価格は、ほうれん草が100円、白菜が180円。
重さは、ほうれん草が200グラム、白菜が2~3キログラム。
栽培期間は、ほうれん草が40~50日、白菜が70~80日。

出荷ケースに、ほうれん草は16~20袋、白菜は5~6玉入ります。
白菜は重たい割りにいくらも入らない訳です。

夏場はトマトを作っていますが、こちらは1袋250~300円。
収穫や袋詰め作業では、ピカイチで楽だし単価が高いです。

でも、トマトは栽培管理が繊細だし、苗代や肥料代などのコストがかなり掛かります。

そう考えると、ほうれん草などの葉物野菜は収益と労力のバランスが良いのかなと思っています。

葉物野菜は、単価が安いのでとにかく大量に作ることが必要です。
でも、栽培はトマトやメロンに比べると格段に簡単です。(もちろん高い品質を目指すと難易度は高くなる)
経費も種代は安いし、支柱やネットなどの資材もほとんど不要なのでコストも低く、肥料もそれほど多くは要りません。

大量生産なので、売り先はしっかりと確保しておく必要があります。
逆に、継続的に出荷できれば、需要はあるので季節や流行に左右されずに売れる気もします。

聞いた話では、近隣のベテラン農家さんでも後継者がいるのは葉物野菜をメインにしている農家さんが多いようです。

自分もトマトの比率を減らして、葉物野菜を考えてみようかな。