意外に時間が掛かる、トマトの摘葉

大玉トマトもなんとか収穫が始まりました。
そうなると次の作業は摘葉(てきよう)。葉を摘むことです。

手元の書籍などで調べてみると、摘葉には次の意味があるようです。
・風通しを良くして病害虫の発生を防ぐ
・実への日当たりを良くすることで均一な着色を促す
・生長しすぎの防止(栄養生長の抑制)
・農薬散布の際、葉が混み合うと薬剤が掛かりにくく多く要るのを防ぐ

自分で試したわけではないですが、先人達が調べたことなのでそうなのでしょう。

では、どの葉を摘むのかというと、収穫した実(段)のすぐ下の葉を残して、それより下は摘葉だそうです。

葉が土中の水を吸い上げて、栄養を上の葉や実に送るため、1枚は残す方がいいようです。

その他のポイントは、
・一度の摘葉は1~2枚まで。多く摘葉すると樹勢が落ちる。
・暑い時期は水分の要求量が増えるので摘葉は控える
・摘葉した傷口が早く乾くのが望ましいので、晴れた日に行う
とのこと。

というわけで、自分もやってみました。
手でやる方法と、ハサミで切る方法がありますが、ハサミは病原菌が広がる恐れがあるので手がオススメです。

手でやる場合ですが、まず摘葉する葉を上方向に折ります。

ポキン。

次に下方向に折ります。ポキン。
これでキレイに折れます。

逆に、始めに下方向に折ると、高い確率で逆剥けができます。
ここから病原菌が入るので、必ず上方向から折りましょう。

この作業を何本も何本もやっていると、結構時間が掛かります。
あと、1段目の実は下の方なので、体勢もキツいものがあります。
頑張ってやるしかないですね。