トマト栽培1年目は尻腐れ病が頻発しています。。
「尻腐れ病」と書くと病気に思えてきますが生理障害です。
尻腐れ病の原因は
尻腐れ病は、実の先端(お尻)が肥大する時にそこにカルシウムが届かなくなることで発症します。
カルシウムが届かなく原因としては、
・土壌のカルシウム不足
→ そもそもカルシウムが足りていない
・水不足
→ 土壌にカルシウムがあっても、それを吸い上げる水がない
・過繁茂
→ 養分競合が発生して実にカルシウムが届かない
・チッソ・カリが過剰
→ 拮抗作用により実にカルシウムが届かない
・水が多すぎ
→ 実の肥大速度が速まり、カルシウム供給が追いつかない
今回、うちのハウスで尻腐れ病が頻発した原因は水不足ですね。
なにしろ、灌水設備がいまだに稼働しておらず、水やりは畝ごとにホースをつなぎ替えてやっています。
栽培初期は水やりもままならない状態だったので、その頃は特に水不足だったと思われます。
尻腐れ病の対策は
基本的には、土壌にカルシウム(石灰)が十分にあって、水やりがちゃんとできていれば防げる現象と思います。
これは栽培初期から栽培中にできる対策です。
一方、尻腐れ病が発生してしまったら・・・
その場合はカルシウム入りの肥料を葉面散布すると効果的だそうです(自分はまだやっていない)。
とこんな感じですが、尻腐れ病はちゃんと栽培管理をすればかなり防げる症状です。
皆さんはしっかり対策をしていきましょう。