この先、需要がある野菜は?

農業をやっていて、お金に関する景気の良い話はほとんど聞こえてきません。
基本的に、農業資材の価格は上がり、人件費も上がり、販売価格は下がるという話が多いです。

ある野菜の一大産地が災害を受けると価格が高騰する場合や、突如ブームになると需要が高まる野菜(パクチーとか)もあります。
しかし、それを狙って生産するのもなかなか成功率は低そう。

じゃ、どんな野菜に需要があるのか?何を作れば良いのか?

あくまでも聞いた話、ですが、

・現状は、生野菜を買ってきて調理する人も多い
・今後は、若い人は調理をしないため生野菜の需要は減る
・特に、必ず調理が必要な野菜(ナスなど)の需要が減る
・生で食べられる野菜(トマト・キュウリ・レタスなど)は需要が続きそう
・若い人は中食(なかしょく、ちゅうしょく。総菜や弁当を買って自宅で食べること)が増える
・よって総菜や弁当に使われる野菜の需要が増える

とのこと。つまり加工用野菜です。

加工用野菜とは、工場などで加工に使われるため、一般的に大きめのものが望ましく、多少キズがあったり形が悪くても問題ありません。

そんなこんなで、一部加工向けの野菜を作っています。

自分の栽培する野菜の中で、数少ない売り先が決まっている野菜です。
本当は、すべての野菜について、売り先を決めてから作るべきなんですけどね。

作っているのはほうれん草です。これは露地栽培です。
バイヤーの方から「大きくしてね」と言われているので大きくしたいですが、季節はどんどんと寒くなりどこまで大きくできるかは未知数です。

10a(約1000㎡)ほど種を播いたのですが、雑草の勢いもすごい。
収穫するまでに雑草に負けなければいいのですが。。