トマト苗が活着したかの確認方法

トマト苗は定植時に500~1000ccほどの水を与えたら、数日は水をやらず、活着を待ちます。

活着(かっちゃく)とは、苗の根が、畝の土に根を伸ばせるようになった状態です。

活着すると、畝にある水や養分を吸えるようになるため、どんどんと生長します。
逆に活着しないと、根鉢の中の養分だけで生きることになり、生長は望めません。

冒頭で、定植後の数日は水をやらない、と書きました。
もし定植後も毎日水を与え続けると、トマトが怠けてしまい、根鉢の近くしか根が伸びないそうです。

水を与えなければ、トマトは水を求めて周辺に根を伸ばす、という理屈です。


さて、この活着ですが、土の中の話なので直接見て確認することは出来ません。

なので、苗を見て判断します。

①葉が元気か?
活着ができていないと、数日で水分が足りなくなるため、葉っぱは萎れます。
活着すると、葉はしっかりと伸びて萎れません。

②葉水が付いてるか?
葉先に葉水(水滴)が付いていたら、活着したと判断できます。
早朝に確認してください。遅くなると葉水は蒸発します。

ちなみに葉水が多すぎると、活着はしていても、その後の生育が栄養生長に傾く恐れがあります。
土中の水分が多すぎる場合に、葉水も多くなるようです。

活着が確認できたら、定植作業も成功です。