トマト栽培、尻腐れ果が発生

今年もさっそく出てしまいました、尻腐れ。

尻腐れ果とは、トマトの実のお尻(下の部分)がどす黒く腐ってしまう生理障害です。

こうなると商品価値はないので、見つけ次第、取り除いて捨てます。

尻腐れ果の原因はカルシウム不足です。
カルシウムが不足する理由は大きく2つ有ります。

・そもそも土壌中のカルシウムが足りない
・カルシウムがあっても乾燥しすぎて(水が足りなくて)吸収できない

よく聞く話としては、
・土壌中のカルシウムが不足することはあまり無い
・よって、水不足で起こることが多い
です。

うちのハウスは、しっかりと雨が降るとかなり浸水します。
一週間くらい水やり不要なくらい、土が水をたっぷりと吸います。

なので、雨の後、しばらくは灌水をしません。

が、ハウスの中央辺りはそれほど浸水もしていなかったのかも。
尻腐れ果は中央辺りで見つけたのでね。

対策としては「カルシウムの葉面散布」がありますが、タキイ種苗の「病害虫・生理障害」のページにも「カルシウムの葉面散布の効果は認められるが、小さい」との記載があります。

対策は、やはり適切な灌水でしょうね。

ちなみに、うろ覚えですが、カルシウムを吸収するのは、生育の結構早い時期と聞いたことがあります。
よって、尻腐れ果が発生してから、灌水量を増やしても対策の効果は無いハズです。