ウリノメイガが発生したということは、次に発生するのは幼虫です。
幼虫が、葉っぱをむしゃむしゃと食い荒らし、実の表面をかじっていきます。
実害は成虫ではなく幼虫です。
幼虫は、フンがたくさん落ちている場所が居場所なので、見つけるのは簡単です。
イモムシなので退治するのも簡単です。
しかし、大量に発生すると、一匹一匹やっつけて行くわけにはいきません。
となると、農薬を使って退治することになります。
ウリノメイガが適用病害虫として登録されている農薬は、
・プレバソンフロアブル5
・トレボン乳剤
・アファーム乳剤
などがありますね。
しかし、これらは成虫に効くのか、幼虫に効くのか、よく判りません。
実際にプレバソンフロアブル5を散布してみましたが、成虫も幼虫も減った感じはしませんでした。
そこで使ってみたのが、これ。
BT剤のゼンターリ顆粒水和剤です。
BT剤とは、バチルス・チューリンゲンシスという細胞を利用した農薬です。
鱗翅目(チョウ・ガの仲間)の幼虫がこれを食べると、消化管内で芽胞から発芽したBT菌が体の中で増殖し虫は絶命します。
このBT剤が効きました。
ちゃんと幼虫に当たれば100%絶命するのでは?というくらい、ウリノメイガの幼虫が減りました。(成虫にはまったく効かないので注意)
絶命するまでに2~3日掛かるようですが、散布後2~3時間で活動を停止するため被害を抑えられます。
散布から数日経って見てみるとこんな感じです。
ということで、ウリノメイガ(幼虫)をはじめ、その他のイモムシにはBT剤がお勧めです。